今年7月に発生した西日本豪雨災害でも、多くのボランティアやNPO法人の活躍が目立ちましたが、2016年の熊本地震における、あるNPO法人の活動にスポットがあてられました。

 

  • 益城町にバルーンシェルター設置、避難所として運用開始

2016年4月、熊本地震の被災者支援のため、現地入りしている同NPO法人は17日、益城町総合体育館の芝生広場に大型テントである「バルーンシェルター」を2基設置しました。早速、1基は女性専用、1基はペット連れの方々専用の避難所として使われました。

 

バルーンシェルターは、同NPO法人が大手の繊維メーカーと共同開発したテントで、1基あたり70人程度をも収容することができ、耐風圧性などの強度面も優れています。携帯できるほどコンパクト性がある軽量の素材に空気を送り続けて維持するので、倒壊などによるけがなどの心配がありません。バルーンシェルターは、海外ではインド震災支援やアフガニスタン避難民支援、国内では新潟県中越地震の被災地で使用されてきた経緯があります。

 

同NPO法人は避難所を中心に被災者のニーズを確認し、支援物資の運び込みを行うなど、国内外で災害支援活動を行う公益社団法人との合同チームで救助にあたりました。また、同NPO法人は、災害救助犬・レスキューチームも救助にあたるべく待機し、出動こそはなかったもの常に協力態勢で待機していました。天候悪化による二次被害の拡大が懸念されたほか、行方不明者が見込まれていた地域ではすでに警察や自衛隊が多く投入されていました。

この活動に対して、多く方々のご支援、応援メッセージをいただき、同NPO法人のレスキューチームは引き続き、大規模災害発生時には迅速に出動し人命救助に貢献できるよう備えています。