もしも大きな災害があっても被害を最小限に抑えるためにできることとして、企業防災の備品・備蓄対策について考えてみましょう。

備品・備蓄の目安は、災害発生後3日間従業員はもちろん来社中の取引先や顧客が困らない程度の量が基本ですが、震災の影響は3日間のみであるとは限りません。可能であれば3日分以上の備蓄についても考え、用意しておくことが必要です。

 

  1. 生命維持のための水と食糧

水は1人あたり1日約3リットルL、主食は1人あたり1日3食が必要とされています。主食は「アルファ化米」「クラッカー」「乾パン」「カップ麺」などですが、ときどきは賞味期限などをチェックして、いざというときに使えるよう必要な非常食を揃えておきます。

 

  1. 緊急用の薬

胃腸薬、解熱剤など一般的な薬以外に、持病がある人は処方薬を個人で用意しておく必要があります。被災など精神的にも肉体的にも疲労が蓄積し、さらに水が使えないなど不十分な衛生環境でお腹を壊してしまう人がいますので、胃腸薬を用意しておきます。また喘息や糖尿病などの持病のある従業員に対しては、ふだんから携行するよう注意喚起することも大切です。

 

  1. 必要度の高い備品

毛布やそれに類する保温シート、簡易トイレ(非常用トイレ)、衛生用品(トイレットペーパ等)、敷物(ビニールシート等)、携帯ラジオ、懐中電灯、乾電池、救急セット(包帯・ガーゼ・絆創膏・消毒液など)、マスク、歯ブラシ、非常用発電機、工具類、副食(缶詰等)、ヘルメット、ヘッドライト、暖房用品、暖房器具、地図、新聞紙、ポリ袋などを用意しておくことがのぞまれます。

 

上記の備品すべてを揃えるのは難しいかと思いますが、災害はいつ発生するかはわかりません。後悔することのないように、企業防災の備品・備蓄チェックは定期的に行うなど、日頃から防災意識をもつことが大切です。