最近の北朝鮮は核廃棄について前向きになっていると報道されていますが、衛星写真から新たに核開発を準備しているとの情報もあります。今回は、万が一北朝鮮がミサイルを発射した場合に、「北朝鮮のミサイル着弾を想定した避難訓練」についてお話しします。

 

■避難訓練を実施するべきか?

 

北朝鮮はアメリカとの首脳会談において核兵器を放棄することを約束して、核兵器実験場の廃棄などを進めていると表明しています。しかし、アメリカの偵察衛星からの情報では、解体は進展しているが、「復旧可能」な状態であることが報道されています。

今までの北朝鮮の態度からいつ豹変するか分かりません。万が一と言うことも考えられますので、避難訓練は行うべきです。

 

■避難訓練はどのように行うべきか?

ミサイルの着弾と言う過去に日本が経験したことのない事案に対して、避難訓練を行うに当たって大切なことは、避難訓練を主催する者や担当者が、もし、ミサイルの攻撃があった場合に想定される被害や、対応する内容を周知して参加者に説明する必要があります。

また、Jアラート等による警報の発令から着弾までの時間は数分間しかありません。

発令を知った各個々人の対応が大変重要なこととなります。

各個人が発令を知ってから、実際にどのような行動をとるかを、周知徹底させる避難訓練が大切なことです。

また、地震などの災害では、屋外への避難も考えられますが、ミサイルの場合は、建物内部それも内部でも爆風などの被害から身を守る場所への避難が必要となります。

また、核兵器を使用された場合は、数日間にわたって外に出ることができない場合も考えられますので、天災の避難訓練とは違った訓練内容であることを検討して行うことが必要です。
政府からは、地下施設やコンクリート造の建物への避難が推奨されています。

しかし、病院や老人ホーム、幼稚園や保育園等では、避難者の介添えが必要となり数分以内に政府の奨励する施設への避難が困難です。

その場合、安全性を確保できるように、爆発により生じるガラス片等が直接当たらないように、窓ガラスから遠ざかることの出来る、身近な退避先を検討したほうが良いでしょう。

防災の責任者は、近隣の地下施設やコンクリート造の建物を調べ、警報発令から退避までの時間を確認しておくことが大切です。

そして、別の場所への避難なのか身近な屋内への退避なのかどちらが適切な避難行動なのかを確認して、迅速的確な避難を可能にする避難計画を作る必要があります。

 

■まとめ

「ミサイル着弾を想定した避難訓練」についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。

Jアラートが発令されてから着弾までの時間がありませんので、一人一人がどうすべきかを体で覚えていることが必要です。

万が一のために避難訓練は欠かせないものです。

防災担当者は、迅速的確に避難ができる避難計画を策定して、定期的、又は抜き打ち的に避難訓練を行うことが大切です。