会社で仕事中に災害が発生していざ避難しようとした時に誰が何をするのかを認識していなければ、何をすればいいのか分からなくて右往左往するばかりになってしまい、ひいては、大事な避難時期を失って大変なことになる可能性もあります。

 

そのようなことのないように緊急避難時にしなければならないことのリストを作っておいて、係ごとに全員が確認できる場所に貼っておき、一人一人が普段から何度も確認して身につけておくことが大切です。

 

そこで、今回は、会社での緊急避難時にやることのリストの内容についてお話しします。

 

■災害発生当初にしなければならないこと

 

〇状況の確認のチェックシート

最優先で実施しなければならないことは、周囲の状況の把握と従業員の被害状況の確認です。

現場のリーダーに判断を仰いでその指示に従い組織的に活動することが基本ですが、状況によっては、一人人が自律的に行動することも求められます。

 

係ごとの報告責任者を指定して係員の安否の確認、室内の異常の有無について課長に報告させますが、チェックシートを作っておくとともに係員が積極的に報告するよう認識させることが重要です。

 

〇初期の消火活動についての分担

火災は、初期消火が重要ですから消火活動のための人員の確保と分担を付与しておくことで速やかな消火活動ができます。

 

〇避難誘導のリーダーの指定

人間は、パニックになると固まってしまい、何をどうすれば分からなくなります。その時に大声でするべきことを指示されれば、我に返りますので避難誘導のリーダーは、誰かを指定しておくことが大切です。

 

とかく、上司を指定しがちですが、仕事と違って緊急の場合に上司が良い判断が出来るとは限りません。現場でリーダーシップを発揮している者の方が、状況判断を的確に行う場合があります。

 

〇対策本部への情報提供の方法と報告者の指定

対策本部が設置されることと思いますので対策本部が正確な情報を収集して今後どうするべきかの判断のためには、現在の正確な情報を積極的に報告する必要があります。情報の報告者を指定しておいてリストに載せておいて下さい。

 

〇避難時持ち出し品の記載

避難時に必要な物は、リュックサックなどにあらかじめ入れておいて定期的に点検をしておいてください。とかく、あるからいいやと埃に埋もれていることが多いようですが、いざという時に役立たないのでは困ります。

 

確認者を指定して定期的に確認するのはもちろんですが、責任者が必ず現物を確認してください。

 

また、非常持ち出しのリュックに入っていないものとして貴重品や簡易トイレ、水の確保のためにポリタンクを入れておいて下さい。

 

〇避難場所の記載

津波が襲ってきたら高台に逃げなければなりません。また、火災が発生したらその場所によって避難場所が違ってきますのであらゆる場合を想定して会社の位置を中心とした避難場所のマップを作っておいてリストに載せておいて下さい。

 

〇電気ブレーカーを落とし、ガスの元を締める。

いざ避難となった場合には、二次災害となる電通後火災の発生を避けるためにも電気やガスの元を締めておくことが必要なので確認者の指定をしておいてリストに載せておいてください。

 

■まとめ

 

よく言われるように災害は、いつ襲ってくるかもしれません。このことは、最近の日本国内はもとより、世界中で起こっている災害からもお分かりのことでしょう。

 

災害が会社にいるとき発生した場合に管理者が最優先に行わなければならないのは、お客様と従業員の安全の確保です。

 

非常事態に対処することが出来るのは、一朝一夕で身につくものではありません。日頃の訓練によって身につくものですから、定期的または、抜き打ち的な訓練を行って非常時に備えることが重要なことです。