2017年5月19日に都立小岩井高校で実施した防災訓練で非常食アルファ米による食中毒が発生したことはご存知でしょうか?もし、被災して非常食を食べたら食中毒になっては大変なことになりますね。

 

今回は、この食中毒についての考え方と非常食をそろえる場合の注意点などについてお話しします。

 

■特注品の非常食で多数人数分を一度に作るタイプだった

 

この非常食は、区が備蓄しているアルファ化米の業者とは異なった業者に特注した製品でした。

製品は、わかめごはんでお湯に30分間浸すことで食べられるもので具材として入っていた乾燥わかめから微量のウェルシュ菌が検出されました。

 

ウェルシュ菌は、高温でも死滅することがないと言います。この非常食は、一般的な一食タイプではなく、数十人分を一度に作るタイプでした。調理方法は、製品が入っていた段ボールに調理用のポリ袋をかぶせ、その中にアルファ米と別封の具材を入れて熱湯を注ぐことになっています。

 

このことから、多人数分を一度に作ったことで被害が多くなったものと考えられています。非常食は、1食タイプで食品安全マネジメントの国際規格FSSC22000 の認証を取得し、そのリスク管理システムの有効性が検証されている会社の製品を購入することをおススメします。

 

■非常食をそろえる場合の注意点

 

非常食をそろえる場合に注意することは、

・食数…家族や会社であれば最大の勤務人数としてください。

・一日あたりの必要量…1日に摂取したいエネルギーは1日3回の食事の場合は、1,500~1,800キロカロリーです。

・日数…最低3日分で7日分が理想です。

 

非常食として考えられる物は、フリーズドライの加工食品、缶詰め(缶切りなしで開けられる物)、レトルト食品などです。

 

非常時での使い勝手や賞味期限、コスト、ゴミの処理等について考えて選んで下さい。また、その際には、

 

・加熱加工等が必要のない食品を選ぶ

・主食となるもの、おかずとなるものを組み合わせて選ぶ

・飲料水は、一日一人1.5リットルの水を確保する

・普段でも使用でき、災害時に扱いやすく、食べなれている食品を選ぶことで食べ残しを少なくして、ゴミの量を抑える

 

ことを踏まえて選びましょう。

 

■まとめ

 

「非常食のそろえ方」についてお話ししましたがいかがでしたでしょうか。被災した上に食中毒にあっては、悲惨なことになります。

 

会社の防災担当者の方など集団の非常食を選ぶ場合には、1食タイプで食品安全マネジメントの国際規格であるFSSC22000 の認証を取得し、そのリスク管理システムの有効性が検証されている会社の製品を購入することを優先することで二次災害を避けることも考えましょう。