地震が発生直後に、携帯電話やスマホから一斉に鳴り響く緊急地震速報!あなたも経験したことがありますよね。今回は、緊急地震速報の概要、速報内容、情報の入手、利用法など気象庁の情報を元にお話しします。

 

■緊急地震速報の概要

 

緊急地震速報の仕組みは、地震が発生すると、揺れが震源から波となって地面を伝わっていきます。これを地震波と言って、この波にはP波とS波があります。そして、P波の方がS波より速く伝わる性質がありますので、先に伝わってきたP波を利用して、地震の発生直後に、強い揺れの到達時刻や震度を予想して素早く知らせる情報のことを緊急地震速報といいます。

 

■緊急地震速報の内容

 

緊急地震速報の内容の前に発表する条件があります。

・緊急地震速報を発表する条件

地震の最大震度が5弱以上の強い揺れの地震が予想される場合に発表します。

・緊急地震速報の内容

地震の発生時刻

発生場所(震源)が推定される場所

地震発生場所の震源の真上の地名

です。

 

また、気象庁では、全国を約200地域に分割しており、強い揺れである震度5弱以上が予想される地域及び震度4が予想される地域名について、発表します。

 

しかし、具体的な予測震度と猶予の時間は発表しません。

 

・緊急地震速報の続報が発表される場合

 

続報の発表は、緊急地震速報を発表した後で震度3以下と予想されていた地域が震度5弱以上と予想された場合に発表されます。続報で発表されるのは、新たに強い地震である震度5弱以上が予想された地域及び新たに震度4が予想された地域についてです。

この場合には、地震以外の現象を地震と誤って発表した場合は取り消されますが、震度5弱と予想していた地域が震度3以下との予想となった場合などは取り消されません。

・緊急地震速報の特別警報

緊急地震速報のうち、震度6弱以上が予想される場合を特別警報と呼びます。

ただし、最大震度6弱以上のような巨大な地震の発生を予想するような技術は現状では、困難であることなどから、緊急地震速報については、特別警報を別に発表するのではなく、通常の警報と区別せずに発表されます。

 

■緊急地震速報の情報の入手と利用法

・緊急地震速報の情報の入手

緊急地震情報の情報は、全てのテレビ、ラジオ等の全国放送で音声によって速報されます。

また、携帯電話やスマホ、オフィス等では、緊急地震速報を受診した場合、館内放送等で流されます。

全国瞬時警報システム(J-ALERT)によっても市区町村の防災無線を通じて放送されます。

 

・緊急地震速報の利用法

緊急地震速報が発表されてから、強い揺れが到達するまでの時間は非常に短い時間です。

長くても数十秒ですが、この間に何らかの対策を講ずることです。

対策を講ずることによって被害の大幅な防止や軽減が出来ます。

 

例えば、短い時間ですが、身を守るために家庭や学校オフィスなどで、倒れてきそうな家具や書棚などの前からすぐに離れたり、丈夫な机の下に避難することを行ったり、列車の運転手の方が、走行中の列車の速度を少しでも落とすことができれば最悪の脱線事故などの可能性の低減につなげることが期待できます。

 

■まとめ

 

「緊急地震速報とは?」と言う題名で概要、速報内容、情報の入手、利用法などについて気象庁の情報を元にお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。気象庁では、緊急地震速報が発表された場合に、企業等においては、マニュアル作りを進めています。

 

具体的なマニュアルつくりについて、それぞれの事業者が固有の検討を行ってその事業者の特性にあったマニュアルを作り、平時に訓練を行って従業員全員がいざ起こった場合に自然と体が動くようにすることで、被害の拡大を防ぎ低減につなげることができるのではないでしょうか。

ぜひ企業の防災担当者は、マニュアル作りと訓練行って下さい。