昨今、多発している災害に対して、企業はどのように危機管理を行っていけばよいのでしょうか。企業が直面するリスクは自然災害だけではありません。いつ訪れるかがわからないリスクに対して、その事前準備の第一歩として重要な役割を果たす「リスクマップ」の役割とメリットについてご紹介します。

 

  1. インフルエンザなど感染症の流行

南半球からの渡航者の影響から冬でなくても感染する新型インフルエンザや、SARS(重症急性呼吸器症候群)などの感染症がパンデミックに流行した場合、社員の欠員による事業の停滞が想定されます。最悪の場合は契約の失注や顧客を失うリスクもあり得ます。

 

  1. 商品の欠陥発覚による損害賠償の請求

過去に、商品の欠陥が発覚し製造物責任(PL)の追及によって多額の損害賠償が発生した事例があります。欠陥商品を回収にも多額な費用が発生し、赤字決算を余儀なくされる場合が想定されます。

 

  1. 商品に対する特許権侵害の訴訟

自社のヒット商品に対して、特許権を侵害しているという抗議を受け、長期間の訴訟対応の果てに多額の和解金を支払うことになるという例があります。

 

  1. ストライキの発生

急成長を続ける中国の工場では、賃金の引き上げを要求するストライキが発生し、工場の操業が止まるという事態が頻繁に起きています。こういった事例では、この工場から原料や資材を調達している企業に影響が及びかねません

 

  • BCPの策定に不可欠な「リスクマップ」

自社で備えるべきリスクを洗い出すと同時に、対応すべきリスクに対して優先順位を付けていく作業の段階で作成する「リスクマップ」によって、自社が抱えるリスクを可視化できます。その結果、全体像を把握し、社内でリスクの認識を共有できるメリットもあります。まずは、優先順位の高いリスクから対応し「リスクマップ」を効果的に活用し、企業として正しく危機管理を行いましょう。