災害時に、オフィスが整理整頓されていないと、思いがけないリスクが高まります。たとえばダンボール等で避難経路が塞がれ、棚が傾き重い物が落下しケガをする可能性があります。そこで、オフィス内における地震などの防災対策の重要性と、具体的な対策についてご紹介します。

 

≪レイアウトの見直し≫

  • メインの避難経路は直線上に確保しましょう。家具や什器を設置する際は2m以上の幅を空けるよう建築基準法で定められており、オフィスの主要通路の幅は一般的に肩幅が広い成人男子2人が、余裕を持たせてすれ違えることが基本となっています。避難誘導灯が物で隠れないようにしておくことも大切です。

 

  • ドアの周りにキャスター付きの家具、転倒しそうな棚などを不安定な家具や什器を設置しないようにしましょう。避難する際の通路を塞がれてしまう危険性があります。

 

  • 従業員のデスク周辺には背の高い家具を置かず、OA機器の移動や落下を防ぐために、デスク上でしっかり固定をしておきます。いざというときにデスクの下に潜り込めるように、常にスペースを空けておくよう、周知しましょう。

 

  • 設置する家具・什器は、まず棚から物が落ちないようになっているか確認します。引き出しや引き戸など、収納物が飛び出さないようラッチ(締まり金属)が付属しているものをオフィスに配置しましょう。

 

  • 「背の高い家具や什器」をオフィスの仕切りとして配置すると、震災の時に倒れてしまう危険性があります。オフィスを仕切る際はパーテーションを使用しましょう。

 

  • 家具や什器にガラス窓がある場合は、発災時に割れて飛散する可能性があるので「飛散防止フィルム」を貼りましょう。

 

  • 家具や什器の引き出し、扉に「ラッチ(空錠)」と呼ばれる締まり金具を付けましょう。ラッチは勝手に扉が開いてしまうことを防ぎます。

 

以上、震災に強いオフィスのレイアウト・家具の設置をふだんから意識して、被害を最小限に抑えるようにしましょう。