BCPは、BCPは策定して終わりではなく、大切なのは訓練・演習によってブラッシュアップし、その成熟度を上げていくことです。そこで、数あるBCP訓練の中でも最も簡単にできる「机上訓練」の手順とポイントについてご紹介します。

 

まず机上訓練とは、BCPで検証するテーマから災害発生のシナリオを作成して、机上でシミュレーションする訓練のことで、図上演習とも呼びます。使う道具はホワイトボードやBCPマニュアル、書類や地図などで、初めてのBCP訓練として適しています。

 

≪机上訓練を行う目的≫

  1. 策定したBCPの確認と改善

実際にシミュレーションをしながら、BCPがどのように現場で機能するか確認し、想定しきれてなかった抜け等を訓練後のフィードバックで確認し、改善へとつなげていきます。

 

  1. BCPの手続きの認識

災害時、BCPに従って担当者がどこにどのような連絡をすればいいのか、訓練を通して認識を深めます。この机上訓練での学びを実地訓練でいかすことで効果を上げましょう。

 

  1. 災害への意識喚起

時間をとって訓練を行うことで、訓練対象者の防災意識を触発していきます。とくに机上訓練では、より精度の高い、成熟したBCPを目指していきましょう。

 

≪机上訓練の手順≫

  1. 計画・準備

この段階では、テーマ・シナリオの設定や、当日に配布する判断の目安となる「状況付与票」の作成、訓練会場を押さえ、参加者に事前説明を行います。

 

  1. 実施

訓練対象者でチーム編成し、状況付与票によって与えられた情報をもとに討議し行動を決定する「ワークショップ型」か、訓練対象者が役割分担し随時出される状況付与票をもとに各人の柔軟な対応を要求する「ロールプレイング型」のいずれからから選択します。

 

  1. 評価

訓練終了後に訓練全体を評価する機会を設け、各人の意見から現在のBCPの不足点、今後の検討事項などを洗い出します。訓練対象者にはアンケートを活用して訓練や自分の達成度について回答してもらい、次回以降の訓練にいかすようにしましょう。