外出先で災害に見舞われた場合、交通路の遮断や公共交通機関の停止が原因で帰宅困難に陥ってしまうこともあります。それが車でのお出かけであれば車中泊で夜を過ごすことも多いことでしょう。

 

今回は被災した最中に車中泊をするメリットやデメリットについて解説していきます。

 

■車中泊のメリット

 

車中泊とはその名の通り、車の中で寝泊まりすることを指します。

その中で見出せるメリットとしては、以下の点が指摘されます。

 

〇プライバシーの確保

 

被災中の車中泊は、避難所での生活とよく比較されます。車中泊最大のメリットとしては、避難所での生活よりもプライバシーな空間が確保できる点にあるのです。体育館や公民館といった広い空間を衝立で仕切るというのが、基本的な避難所での生活になります。

 

いくら仕切りがあるとはいえ、他人と同じ空間でいつまでも暮らすことに苦痛を覚える人もいることでしょう。車中泊であれば知り合いや家族と共に過ごすことになりますから、他人に生活を覗かれている感覚を抱かずに済むのです。

 

〇すぐに逃げられる

 

車で生活をしているので、余震などの追加の災害が発生した場合でも素早く非難に移ることが可能な点も車中泊のメリットです。安全なエリアを転々としながら避難生活を送ることもできます。

 

■車中泊のデメリット

 

車中泊には良い面もあれば悪い面も存在します。特に気を付けたいのが健康上の問題です。

 

〇車中に長時間いることによる体調不良

 

エコノミークラス症候群や熱中症は、狭い車内で何時間も過ごしているときに発生しやすい症状として知られています。ときおり車外に出て身体を動かし、こうした事態に悩まされないような対策を施すことが大切です。

 

〇燃料の確保

 

自動車はガソリンなどの燃料がなくては動きません。これを補給できる場所があるなら別ですが、被災地の多くは燃料不足に悩まされるため、燃料を節約しようとするあまり、車内の環境を悪化させたまま生活してしまう被災者も多く見受けられます。

 

■まとめ

 

車中泊はプライバシーの確保や避難のしやすさといったメリットがありながらも、健康面において問題が発生することもあり得ます。帰宅困難に陥って車中泊をする際には、車中泊におけるデメリットを頭に入れたうえで生活するようにしましょう。