地震などの大規模災害によって公共の交通機関が途絶した場合、膨大な数の帰宅困難者が発生することが予測されます。

 

災害時帰宅支援ステーションとは、歩いて帰らざるを得なくなった帰宅困難者を支援するための拠点で、公共施設のほか、コンビニエンスストア、外食チェーン店、ガソリンスタンドといった民間事業者の店舗が指定されています。

 

■災害時帰宅支援ステーションの役割

 

・水道水、トイレの提供

 

・地図などによる道路情報の提供

 

・テレビやラジオなどで得た「正確な最新情報」の提供

 

・一時的な休憩場所の提供

 

これらの支援は、自治体と協定を結んだ民間事業者等の善意により、可能な範囲で行われるものです。その建物自体が被災したり、避難勧告が出るなどした場合は、災害時帰宅支援ステーションとして機能することはできなくなります。

 

■災害時帰宅支援ステーションの意義

 

大規模な災害が発生した場合、救助や支援を行政だけで賄うことは到底不可能です。災害時帰宅支援ステーションは、自治体と協定を結んだ民間事業者の店舗等で成り立っていることから、「共助」の精神に基づく取り組みとして、大きな意義があります。

 

災害対策というものは、国、地方公共団体、民間事業者等が連携し、社会全体で取り組んでいくことが非常に重要だからです。各自治体は民間事業者等と協力し、災害時帰宅支援ステーションの拡充を進めていくとともに、その認知度を高めていくことが求められます。

 

災害時帰宅支援ステーションを示すステッカーやのぼり、看板などを効果的に掲げ、その役割と意義を周知徹底させることが大切です。

 

■まとめ

 

私たちの誰もが、いつどこで被災するかわかりません。徒歩による帰宅ルートは複数確認しておき、災害時帰宅支援ステーションの設置場所をしっかりと把握しておきましょう。災害用の歩きやすい靴を職場に常備しておくことも忘れずに。