日本中で自然災害が相次ぐ昨今、どの企業にとっても災害時の連絡手段の確保は重要課題となっています。2018年6月の大阪北部地震では、SNSで家族や友人と連絡を取り合うケースが増えたものの、SNSを従業員との連絡手段として用いるにあたって「個人のアカウントを勤務先に知らせたくない」という感情も強く、企業の利用率は2割程度にとどまっています。そのため、安否確認サービスの導入を検討している企業も増えていま ...
もし通勤時間帯に災害が生じた際、出社判断は誰がどのタイミングで行うべきか、基本的に勤務中の被災を想定している従来のBCPに記載がない場合もあります。某大地震において「一応出社」指示を出した企業が多く、交通機関の麻痺に伴い深夜まで帰宅困難者を生む結果になりました。出社を命じる判断基準としては、次のような要素を検討しましょう。   社員に出社を命じる判断基準 その日のうちに社員を出社させて対応させるべ ...
東日本大震災は地震の恐ろしさを痛感させた災害として記憶に新しいと思います。政府は中央防災会議において災害の教訓を活かし、毎年のように防災基本計画を修正しています。 今回は防災基本計画についての概要と、東日本大震災から学ぶべき地震対策についてみていきましょう。   ■災害の教訓を積み重ねた防災基本計画 防災基本計画とは、内閣府に設置された中央防災会議によって作られる防災のための指針や計画が記載されたもので ...
  異常気象や大きな地震の被害が報道される度に、ネット通販でも備蓄用商品の種類が増えているように感じています。災害時はみなさんの手元に支援物資が届くまで、タイムラグが発生することは容易に想像できますよね? 今まで普通に使えていたものが使えなくなり、食べ物や飲み者が一瞬でなくなってしまったら、本当に困ります。 そのような緊急自体にも困らないように、備蓄を見直してみましょう。   ■非常食 ...
  避難所生活を体験したことのある方はいらっしゃいますでしょうか? 実際に自分が避難所生活を強いられたとき、どんな弊害が起きるのでしょうか、どんな問題が発生するのでしょうか。 今回は災害の種類に関係なく、余儀なく避難所生活を強いられた皆様の体験談をもとに、避難所の環境対策についてお話したいと思います。   ■Twitterに寄せられた避難所生活の体験 ・ろくにお風呂も入れないうえに ...
  災害関連のニュースでは、被災者の現在について相次いで報道されます。その中でもよく聞く言葉が「食料」「水」「肺塞栓症」など。命に係わる重要な事項は特に強調して報道され、私たち視聴者側にも「ああ、被災したらこんなことで困るんだな」という印象を強く与えてくれます。 何も困ることは食料や健康被害だけではありません。生活の中で私たちが必ずしている行為、それが「排泄」です。排泄という行為には、体内から老廃物を排出するという ...
  災害時、慌てず行動するには日頃の備えや知識が必要です。いざ避難しようとしても、どこに避難すればよいかわからなければ、安全な避難活動を行えませんよね。色々な知識が必要ですが、今回は、避難所と避難場所の違いについてまとめてみようと思います。 それぞれの違いを知っている方はいらっしゃるでしょうか?   ■避難所 「避難してください」と言われたら、まず思いつくのが避難所ではないでしょうか?避 ...
災害時避難所での生活を具体的に想像できるでしょうか? 避難所の運営は多くの災害から学んできた内容を加味し、少しずつ改善されてきていますが、家や会社で過ごす時間とは大きく違います。今回は、そんな過酷で不安な避難所生活を少しでも快適なものになるようなグッズをご紹介します。   ■備蓄する物 普段から災害時の備蓄はされていますか? 支援物資が支給されるようになるまで、あなたや従業員を支えるのは備蓄品です ...
  想像してみてください。もし自分が災害の被災者になったら。生活はどうなる?仕事は?学校は?壊れた住まいは?お金は? 今は何事もなく平穏無事に毎日を送っている私たちですが、もし被災して運よく命が助かったとして、今後の生活はどうやって立て直したらいいのでしょうか。今回は、被災者支援として国・自治体・民間で行っている制度についてまとめました。   ■被災者支援に関する各種制度について ○個人 ...
  ■超高層ビルの地震対策   オフィス機器・家具類の固定   共振を起こした超高層ビルの中は、荒波にもまれた船のようなものです。キャスターつきのコピー機やワゴン、机やイス、大型キャビネットなど、あらゆるものが床を滑るように右往左往し、それは危険な凶器となります。   粘着式耐震マットや滑り止めマットを効果的に使用し、キャスターはロックするよう心がけ、重量物には ...